【自己肯定感】コーチングスキルを使って家庭でできるカンタン自主性を育てる方法
- 2016/7/26
- 自己肯定感
目次
「素直な子ども」から「自主性のある子ども」へ
親が子どもに望むこと。
小さい頃は「素直」な子ともが育てやすいし良いことだと思っています。
しかし、小学生くらいになると「素直」だけでは不安になります。
“言われればやるんだけど、言われないと何もしない子ども”では、その子の将来が心配になってきます。
親としては自発的に行動してほしい。
自主性や自発性がないと友だちもできにくいし、やる気がない子どもになってしまわないかと。。。
こんな悩みに効果的なのがコーチングの関わり方です。
自主性とは自分で考えて、自分で決めて行動できること
親としては自主性を育てていく必要性を実感します。
自主性のあるなしは子どもの将来に影響を与えます。
さて、「自主性」とはなんでしょうか。
自主性とは自分で考えて自分で決めて行動できること。
その自主性の基礎となるものは自己肯定感です。
「自己肯定感」とは、かんたんに言うと「自分はまぁまぁ良い」と自分を捉える感覚です。
自分に対する自分の評価がやや高めであることが自主性につながります。
なぜなら、「良い自分」だからやったらできるかもしれないと思い「やってみよう」という気持ち(自発性)が起こるのです。
もし、「自分はダメだ」と自分を低く評価しているとダメな自分が何をやっても上手くいくはずがないと思ってやらないという選択をしてしまうのです。
子どもの頃の自己評価は大人になってもあまり変化しないのです。
「自分はまぁまぁ良い」が自主性を育てる基本だった
自主性を育てるために不可欠なのが
「自分はまぁまぁ良い」と捉えることができること。
自分はまぁまぁ良いと思えることを専門用語で「自己肯定感」と言います。
自主性を育てるには自己肯定感が必要なのです。
すなわち、子ども自身が「自分は良い」と捉えることができる肯定的な場面を家庭の中、日常の中でつくることから始めます。
なぜなら、私たちの日常は否定的な環境にあるからです。
否定語にはインパクトがあります。
否定的な事柄は私たちの興味を引くのです。
だから、ニュース、新聞、人目を引くのはほとんどが否定的な表現です。
私たちの日常は否定語であふれています。
否定語の溢れる環境では肯定的な気持ちは育ちません。
肯定的なコトバや肯定的な状況を増やす必要があるのです。
コーチングスキルを応用した肯定場面の作り方
一人になってリラックスする
紙と鉛筆(ボールペン)を用意する
1. いつもの否定的な言い方を振り返る。
日ごろ、子どもにかけている否定語を使ったフレーズをメモする。
一文でいいので、文字としてノートに書き留める。
例:「なにやってんの、早くしなさい。遅れるわよ」
2. コドバを変換する作業をする。
「なにやってんの、早くしなさい。遅れるわよ」は否定文です。
そこに→を書いて肯定文に変換します。
→の先に肯定文を作る
例:「なにやってんの、早くしなさい。遅れるわよ」→「間に合うように準備しよう」と書く。
3. 変換したフレーズを独り言のように読みあげる。
手帳や目につくところに置いて、小さな声で読み上げる。
4. 変換したフレーズを使う
心に余裕があるときに勇気をもって子どもに使う。
タイミングを見計らって、「間に合うように準備しよう」と子どもに向かって声をかける。
5. 子どもの行動がどのように変わったかを観察する。
子どもがどのような反応を示すのか、小さな変化があるはずなでの、見逃さないように観察する。
変化が見つからなくても、何度か繰り返し使う。
少なくとも否定的なフレーズより肯定的フレーズの方が反発心は起こりにくくなるので親子関係は良くなる。
肯定的な言葉をかけることでやってみようという気持ちが不思議と湧き上がります。
その違いを感じてみてください。
「なにやってんの、早くしなさい。遅れるわよ」
と、言われたときの気持ち
「間に合うように準備しよう」
と、言われたときの地持ち
どちらの方がやる気が起きるでしょうか。
花を育てるためには水が必要なのと同じです。
やってみようという気持ちを育てるために肯定的なコトバという水をかけてあげましょう。
いつもでなくても大丈夫です。
時々でいいので、肯定的な水をかけてあげましょう。
自主性がすくすくと育っていきます。
※ 自己肯定感の上げ方はコーチング資格講座やメンタリングの研修やコミュニケーションスキルの講座セミナーでも学ぶことができます。