新潟日報に「親子のコミュニケーションを学ぶ講座」が掲載されました
- 2016/1/5
- メディア掲載
新潟日報に教育研修コーチング協会資格認定プロコーチ山崎里美の「親子のコミュニケーションを学ぶ講座」が掲載されました。以下一部掲載
心の成長 言葉で後押し
働く親と子 対話のヒント
子どものコミュニケーション、上手にできていますか?
夫婦共働きの家庭が増える中、仕事や家事に追われ、子どもと一緒に過ごす時間を十分に持てないと悩む親も多い。
普段の会話を通して親子の絆を深め、子どもの成長を後押しするためのヒントを探る講座を訪ねた。
「仕事が忙しく、だんらんの時間が十分に取れない」「時間に追われると、子どもの厳しい口調で接してしまう」-。11月下旬新潟市中央区で開かれた親子のコミュニケーションを学ぶ講座。
乳幼児から大学生まで、様々な年代の子を持つ約20人が悩みを打ち明けた。
働く親を対象にしたこの講座はNPO法人ワーキングウィメンズアソシエーション(同市西区)が企画。
「特別なことをしなくても大丈夫。聞く態度や相づちを通して子どもに『あなたは大事な存在だよ』と伝える事で、成長を後押しできますよ」
講師を務めた教育研修コーチング協会認定プロコーチの山崎里美さん(51)=同市東区=が話すと、親たちはほっとした表情で頷いた。
子どもの自己肯定感育む
山崎さんが大切にするのが「いつでも話を聞くよ」という姿勢。
忙しい時に子どもに話しかけられると、つい「ちょっと待って」と後回しにしてしまいがちだ。しかし、「コミュニケーションで一番大切なのはタイミング。2、3分でも手を止めて。すぐに話を聞いてあげてほしい」と強調する。
話しを聞く意思がある事を子供に示した上で、手が離せない場合は「今は時間がないから、ゆっくりと聞くのは寝るまでも大丈夫?」といったように、理由と期限を明確にして子供に伝える。
「親は自分の話を真剣に聞いてくれる」と感じる事で、子どもに自己肯定感が生まれるという。
「いいね」「面白そう」顔見て返事
「友だちと一緒にゲームをしたよ」といった何げない話も聞き流すのではなく、「いいね」「面白そうだね」とポジティブな言葉で相づちをを打つように意識して欲しいという。
子どもが家事の手伝いをした時には「ありがとう」「おかげで助かったよ」と感謝の気持ちを言葉で伝えるのも効果的だ。
テレビや新聞に目を向けたままや、スマートフォンをいじりながらの生返事は禁物。
きちんと子供の顔を見て返事をする。
仕事が忙しくても子供と接する際は「オフの時間」と割り切り、親自身が会話を楽しむことも大切。山崎さんは「親の気持ちが不安定だと良いコミュニケーションはできません。たまに一人で外出するなどして、気分転換の時間を持ちましょう」とアドバイスした。